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〔食品工場の清掃・洗浄と用水・排水処理技術〕 排水処理設備の薬剤によるトラブル対策

水処理関係

タイトル

〔食品工場の清掃・洗浄と用水・排水処理技術〕 排水処理設備の薬剤によるトラブル対策

著者

弘中祐樹

出典

食品機械装置2008年12月,89-91

抄録

活性汚泥法は有機性排水の処理法として処理効率が高く、高度な処理が期待され、処理コストも低廉であることから広く普及しているが、糸状性殺菌の異常繁殖に起因した「バルキング」と呼ばれる汚泥の沈降圧密不良現象が多発することが維持管理上最大の問題となっている。バルキングの発生条件には、pH、溶存酸素、水温、水理条件、基質、負荷、毒性物質などの種々な要因が知られており、糸状性バルキングの発生はいずれの発生においてもフロック形成殺菌により糸状性殺菌の増殖が優先となることに起因している。
バルキング抑制剤「バルヒビターKEX・KELシリーズ」はバルキングの原因微生物である糸状性細菌を選択的に攻撃・溶菌し、バルキングを速攻的にかつ根本的に解消するバルキング対策薬剤として、すでに全国1,000ヶ所以上の事業所での使用実績を有し、手軽で確実なバルキング抑制剤としての評価を確立している。
しかしながら、「バルヒビターKEXシリーズ」は粗末品であること、「バルヒビターKEXシリーズ」は必要添加量が多いことから、大規模な下水処理あるいは工場排水処理施設では、効能面においては何ら問題ないものの、投入作業において多くの労力を要し、適用が困難であった。
そこで、効能においては「バルヒビターKEX・KELシリーズ」と同等以上を有し、必要添加量が少ないことを条件として新商品の開発を行ってきた。その結果、下水処理・大型処理施設向けの「バルヒビターKEL-720」を開発し、商品化するに至った。
本報では、液状バルキング抑制剤「バルヒビターKEL-720」を、食品製造工場排水処理設備に適用した例を中心に紹介する。

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