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高濃度COD排水(加熱ハイポ法)

はじめに

A-Hipo法は、強力な酸化剤「ハイポックスR」及び酸化触媒「CAT-FI」によるCOD・色成分の処理装置です。

ハイポックスは塩素系酸化剤のように、有害な塩素化合物の生成等の危険性がなく、取り扱いが容易です。

有効酸素当たりの価格も安く経済性にすぐれています。

次のような用途に最適で、簡易な設備と低廉なランニングコストで、高度な排水処理を可能とした新しい水処理装置です。

A-Hipoシステムの特徴

  1. 安定 ・ 高い処理効率
    酸化剤「ハイポックス」と触媒「フェロカット」の触媒酸化反応は強力で、事実上あらゆる有機物を分解できます
  2. 低ランニングコスト
    ハイポックスの強力な酸化力で活性炭吸着法、オゾン酸化法の1/3~1/6の低ランニングコストを実現しました
  3. 低イニシャルコスト
    設備構造が簡単・コンパクトなため建設費が低く抑えられます
  4. コンパクト設計が可能
    高効率造粒分離法の採用で、設備設置面積を大幅に縮小できます
  5. 完全自動運転が可能
    酸化剤「ハイポックス」及び触媒「フェロカット」をはじめ薬注量管理、水質管理の自動化が可能となり、運転管理に人手を要しません
  6. 適用可能範囲が広い
    高度処理から高濃度廃液まで、あるいは高分子有機物から低分子物質まで幅広い排水処理にバリエーションをもっています
  7. 汚泥処理が容易
    廃触媒は結晶質の粗粒含水酸化鉄として回収できるため,濃縮脱水処理が極めて容易です
  8. 生物処理性の向上
    生物処理の難しい有機物を、生物処理しやすい構造に変換できます。生物処理を組み合わせると、さらに低ランニングコストが実現できます

A-Hipoシステムの構成

A-Hipo法は、排水の性状に応じていくつかのユニットプロセスを単独または複数組合せて処理装置を構成します

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各ユニットは相互補完的な働きをし、単独あるいは複数のユニットを組合わせることによって極めて経済的で、高度な排水処理が可能です

1.酸性凝集ユニット (A法)

化学酸化で分解しにくい高分子の有機化合物を分離除去する工程です
凝結・凝集剤「フェロカットFⅡR」を注入して、高分子系のCOD成分を凝集吸着して分離除去します
酸性凝集ユニットは、次のハイポユニットを補完し処理性能を飛躍的に向上させます
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2.ハイポユニット (Hipo法)

排水中の汚染物質を酸化剤「ハイポックス」が酸化触媒「フェロカットFⅠR」と接触して発生するヒドロキシラジカル(・OH)によって酸化分解します
・OHラジカルの酸化力は強力で、多くの有機性物質をCO2とH2Oに分解します
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3.加熱ハイポユニット

反応槽の温度を上げると、酸化反応効率が向上します
高温での酸化反応は連鎖反応(チェーン・リアクション)となるため、少量の酸化剤及び触媒を添加するだけで、強力な酸化反応が連鎖的に継続します
少ない薬注量で効率的に処理でき、濃厚廃液の処理に適しています
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4.ソリサイト ユニット

排水に酸化剤「ハイポックス」を添加し、固体触媒粒子「ソリサイト」の充填層を透過させるだけで、CODを分解除去します
汚泥の発生がなく、簡易にCODの高度処理ができます
一般にはハイポユニットと組み合わせることによって、より高度なCOD処理を低廉な薬注費で実現できます
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5.ハイポフロート ユニット

固液分離に高速加圧浮上法を採用、コンパクトな施設で大量の汚水が処理できます
紙・パルプ排水等の大水量排水のBOD・CODの簡易処理に威力を発揮します
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6.スキット(SCIT) ユニット

社独自の高速造粒分離装置「スキット」をA-Hipo法むけにモディファイしました
従来の沈殿槽を20分の1に大幅縮小、直径2mの分離槽で1000m3/日の排水処理ができます
酸性凝集工程(A法)もハイポ工程も、いずれにも採用でき、省スペースを実現します

他法との薬注コスト比較

 Hipo法オゾン酸化法活性炭吸着法
使用薬品 ハイポックス オゾン 活性
薬品単価 ( kg/円 ) 730 2000 600
対COD添加率 ( kg-O/kg-COD ) 0.3~1 3~4 5~10
除去COD単価 ( 円/kg-COD ) 220~1000 6000~8000 3000~6000

適用例

1.有機性工場排水

BOD( mg/l )COD( mg/l )SS( mg/l )油分( mg/l )
原水 2500 2500 1500 150
処理水 10以下 10以下 10以下 1以下

処理工程

  1. 生物処理工程(バイオスロンシステム)
  2. 酸性凝集工程(A法)
  3. Hipo工程
  4. ソリサイト工程

2.繊維・染色排水のCODと色除去

BOD( mg/l )COD( mg/l )SS( mg/l )色度( °)
原水 2000 1500 800 8300
処理水 10以下 20以下 20以下 20以下

処理工程

  1. 生物処理工程(バイオスロンシステム)
  2. Hipo工程
  3. ソリサイト工程

3.高濃度廃液

BOD( mg/l )COD( mg/l )SS( mg/l )
原水 25000 20000 1850
処理水 20以下 20以下 20以下

処理工程

  1. 高濃度廃液処理工程(加熱Hipo工程)
  2. 生物処理工程(バイオコアシステム)
  3. 一般排水処理設備(バイオスロン)

4.製紙排水のCOD・BOD

BOD( mg/l )COD( mg/l )SS( mg/l )色度( °)
原水 500 600 850 160
処理水 20以下 20以下 20以下 20以下

処理工程

  1. ハイポフロートシステム(既存凝集加圧浮上設備の部分改造)
  2. ソリサイト工程

5.廃棄物処理場汚水の高度処理

BOD( mg/l )COD( mg/l )SS( mg/l )窒素( mg/l )
原水 5000 5000 1500 3500
処理水 300以下 300以下 600以下 60以下

処理工程

  1. 窒素処理工程
  2. 生物処理工程(バイオスロンシステム)
  3. Hipo工程+SCUTユニット
  4. ソリサイト工程